2007年4月7日土曜日

透明な保定装置 Essix


先月、大阪での宮井先生のEssixの講義を受けてすぐに左のような機械をオーラルケアー社から購入しました。ものすごく重く、古めかしい機械です。最近のコンピュータ制御といった機械とは無縁の無骨なものです。上のヒータを3分ほど暖め、真ん中にプラスティックシートを置き、軟化させます。下には模型を置き、バキュームで引きながら、タイミングよく、圧接します。あとはハサミで切って、辺縁を仕上げて完成です。大変簡単で早くできます。購入してまだ2週間くらいしか立ちませんが、3例ほどで使用しました。従来の保定装置では6か月終日使用を指示していましたが、この装置では3日間の終日使用を指示しています。患者の評判はよく、成人を中心に使っていくつもりです。製作は結構、快感です。
子供の頃から親が歯医者だったせいか、手先が器用になるものはすぐに買ってくれました。そのため小学4年生ころからプラモデルを作っていました。主として作ったのは1/72,1/48などの飛行機です。レベルやモノグラムなど懐かしい会社名です。飛行機作りではいかに操縦席を作り込むかが見所ですが、キャノピーと呼ばれる風防の透明感がなければ中をいくら精密に作っても見えません。昔のプラモデルでは材質が厚く、透明度も低いため、まず木を削りこみ、透明のプラスティックシートをろうそくで熱して柔らかくして、木の原型に圧してキャノピーを作ったりしました。この装置があれば簡単に作れそうだし、バキュームキットと呼ばれるものもやれそうです。
タミヤからでた!/48のソードフイッシュをエッチングパーツとも買って、半分作ったのが2年前、その後は老眼のせいか、さすがにプラモデル作りもやっていません。

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