2010年5月6日木曜日

シグマDP2S 弘前桜祭り



 シグマdp2を買ってほぼ1か月くらい経ちますが、10G分、400-500枚くらい撮ったでしょうか。相変わらず、フリースはしょっちゅうおこります。それも愛嬌のうち、スポーツ撮影のような瞬時を切り取る際であれば相当腹が立つでしょうか、風景写真では気楽なものです。

 RAWで撮って、現像してJpegで保存というやり方も大分慣れてきましたが、RAWデータはどうするんだということで、結局はSDカードは消去しないでそのまま撮影した場所をマジックで書いて保存しています。SDカードも安いので昔のネガフィルムの感覚です。

 RAWデータを現像すると、それは立体感のある、こんな風景ではなかったという写真が出てきますが、ちょっと人工的な感じがします。空はあくまで青く、水は透き通って、現実の風景ではありません。そういった意味では記録としての風景より芸術としての風景となるため、季節感や時間がわからなくなります。Sigma Photo Proで大体現像しています。まずオートで現像して、それを細かく調節していきます。このオートの段階での色調が、前にいった東洋現像所風のものになります。昔の日本映画、昭和30,40年くらいの、あの画質です。いかにも総天然色といった感じです。この味付けがいやなひともいると思います。

 レンズフード、レンズ保護フィルター、予備バッテリー、ストロボを買い、ファインダーも欲しいのですが、ここまで買うと金額的に一眼と変わらなくなるため、残念。それでも少しずつコンデジから中デジ(コンパクトでない)に変貌してきています。

 買った目的は、母親が絵を書くため、弘前の桜を撮ってほしいという要望に沿うことでした。5月2日は昼からお城に出かけるもあまりの人手にいい写真撮れず、5月3日の早朝に出かけてようやく何とかなりました。9時からは金木の芦野公園にも行ってきましたが、自衛隊のT2練習機、演歌ショー、ストーブ列車などに興味が引かれ、肝心の桜の写真はほとんどありません。

 夜からは写真データをすべて現像して、総数200枚をどうやって母親に送るか悩みました。当然、母はコンピュータという便利なものはもっていません。韓ドラ用のDVDレコーダーを持っているのでこれで何とか見れるのではと考えました。まずjpegデータにしてDVDに焼き込むも、全くDVDレコーダでは読み取れません。であればスライドショーにして動画としてDVDに焼き込めればと考え、iMovieというものを初めて使いました。iTuneからアルゼンチンタンゴをバックミュージックに作ってみましたが。30分くらいで簡単にできます。タイトルも入れ、ばっちりです。一応、パナソニックのDVDに入れ、試写してみます。OKです。ふと母親のところのDVDレコーダーはシャープであることを思い出し、2階のもう一台のシャープのDVDレコーダーで試してみると、30秒早送りにしないと先に進みません。

 結局は、すべてプリントにして送りました。それにしても弘前公園の桜というのは風景としてはきれいですが、画材となるとすべて桜のピンクで占められ、絵を画くには難しい風景です。あまりに美しすぎる風景は、絵にすると何だか絵はがきみたいになり、おもしろくありません。

 上のような写真はまるで絵はがきです。下の写真のように、ちょっと人が入ると絵になります。

 DP2のよる夜間撮影は相当厳しく、夜桜にも挑戦しましたが、感度を800以上にすると像が荒くなります。また外付けストロボも内蔵よりはましではありますが、ほとんど使えず、またシャッター速度も1/30以下となると、ファインダーにおでこをつけての固定ができず、手ぶれをおこします。完全に昼用のカメラと考えた方がよいかもしれません。

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