2011年9月7日水曜日

ワールドカップ ラグビー


 いよいよラグビーのワールドカップがニュージーランドで開催されます。サッカーに比べてラグビーは全く脚光を浴びませんが、今回の日本代表チームは少し期待できます。掟破りと言える多数の外国人選手をチームに入れることで、体力面での海外チームとの開きはだいぶカバーしています。うまくいけば2勝ができるかもしれませんし、番狂わせでフランスに勝てば決勝トーナメントにいけるかもしれません。

 私自身はサッカーを長いことしていましたので、当然サッカーの方が好きですが、いざ観戦となると、サッカーはあまりスピーディで、とくにワールドカップの予選などは具合が悪くなるため、見ません。結果がわかってから見る方です。一方、ラグビーはめまぐるしくなく、それでいて選手の精神力が発揮されるため好きです。ただテレビでの放送が極端に少なく、見る機会が限られるのが残念です。

 私のいとこ、といってもすでに65歳くらいですが、同志社、近鉄でラグビーをしていました。チームの同僚にはニュージランドでも活躍した坂田選手や巨漢小笠原、豊田選手もいて、近鉄の黄金期のメンバーです。日本代表にも確か2、3回か選ばれました。サクラをイメージしたユニフォームが家に飾っていました。伯父さんも大阪府ラグビー協会の副会長でしたので、2度ほど花園ラグビー場に連れて行ってもらいました。そのうちのひとつは確か、ニュージランド学生選抜と近鉄あるいは全日本の試合でした。当時の全日本のメンバーの多数は近鉄の選手でしたから。伯父さんに連れられ、フィールドの中を通って、反対側の観覧席に連れていってもらった記憶があり、いとこのターちゃんはこの試合では絶好調で、3本のゴールキックを決めました。その頃の、ゴールキックは今と違い、ボールにたいしてまっすぐに後ろに下がり、足の先、トーキックで蹴っていました。

 今まで見たラグビーの試合で最も印象に残る試合は、1983年の全日本とウェールズ戦です。当時、ウェールズは世界最強で、そのホームグランドで試合が行われました。最初、ウェールズの猛攻が続き、点差が開いていき、もうこれまでと思いましたが、後半全日本闘志むき出しのがんばりで点差を縮めていきます。私の最も好きなラガーマン林敏之のプレーには涙がでてきます(長谷川のおじちゃんの発明した白のヘッドキャップをいつも被っていました)。特にうれしかったのが、ウェールズのラグビーファンで、最後には日本のがんばりにあたかも自分のチームを応援するようになってきます。残念ながら試合には敗れましたが、伝説の一戦です。当時のラグビーはアマチュアのスポーツでイングランド、ニュージーランド、ウェールズのメンバーの中にも、医者や弁護士、消防士などさまざまな人物がいましたし、ノーサイドの言葉通り、観客も選手もとても紳士的でした。

 さて今年のワールドカップは何とか、いい成績を残し、ラグビー界の活性化になってほしいと思います。

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