2013年4月26日金曜日

ウルヴァリン1000マイルブーツ


 前からワークブーツが欲しかったのですが、若者でもあるまいしとなかなか踏ん切りがつきませんでした。レッドウィングのブーツは、昔、1970年代にポパイという雑誌を購読したときからのあこがれのワークブーツで、気にはなっていましたが、どうも作りがごつくて、ブログを読んでいると、慣れるまで何年もかかるという。マメに悩まされながら、何年も履く気にならず、もう少しごつくないワークブーツを探すことにしました。

まず映画「インディージョーンズ」でハリソン・フォードが履いていた「インディー・ジョーンズ ブーツ」というものがあります。オールデンというアメリカの最高級の靴会社のもので、非常にいい革を使っていますが、値段も7万円以上で、とても手がでません。そこで、これに近いものを探すと、レッドウィングのベックマンとウルヴァリンの1000マイルブーツが候補に残りました。ワークブーツというよりはクラシックブーツと呼ぶようなもので、いずれも定価は4万円以上もします。それでもインターネットでの最安値を探すと、ベックマンは25000円、1000マイルブーツも26000円ほどの値段でしたが、靴だけは実際に履いてみないと大変なことになります。通販で買った靴で何度か痛い目にあっているので、安いからと言ってもインターネットで買うのは結局やめることにしました。

 そこで店舗販売していて、比較的安いところを探すと、神戸の高架下の「Fun to age」という店がありました。帰省した折にここに行って、色々なブーツを試着しましたが、ウルヴァリンの1000マイルブーツがスーツにも履けるほど、いい革を使っており、いっぺんに気に入りました。ところがサイズを9にするか9 1/2にするかで随分迷いました。サイズ9では、幅がDと狭く、横、高さも幾分きつい感じがします。逆に9 1/2では余裕はあるのですが、歩くと踵が抜ける気がします。店主曰く、このウルヴァリンの革は非常に柔らかい革(クロムエクセル)を使っているので、最初きつくても次第に慣れてくるということでした。それでもきつい靴を履くほどいやなことはなく、何度も両方のサイズの靴を履き直し、15分悩んだ末にようやくサイズ9のものを購入しました。36000円、これまでの人生で買った最も高い靴です。

 家で毎日20分くらい履き、その後、外で30分、1時間、2時間と履いているうちに、約1ヶ月で完全に履き慣れました。革が適用に伸びてぴったりです。店主の言う通りです。履き心地は、今のクッションのきいた靴とは全く異なり、カツカツと音が鳴るような硬い感じのものです。ビジネス靴を履いたときの感触に近いもので、いかにも靴を履いているというものです。さらに長く履けば、もっとぴったりとしていくでしょう。ブーツですので、履くのが面倒ですが。

 ただ靴床が革なので、耐久性はかなり低いと思いますので、早めにピブラムソールに替えたいと思っています。

*2014.4.29   買って1年経過します。冬に間は雪道を歩くのはもったいないので、先週から履き始めました。完全にフィットして、1000マイル、歩けるかなあと思ったりします。履くにつれ革が馴染みます。大きなサイズだとぶかぶかになったでしょう。ピブラムソール張り替えはは2000-3000円くらいとのこと。底があまり新しくなくても大丈夫とのことで、もう少し張り替えは延期します。


2 件のコメント:

Y.I さんのコメント...

はじめまして。1000マイルブーツで検索して貴ブログに辿り着きました。1000マイルブーツ軽くて歩きやすいですよね!私の場合、つま先にトライアンフスチールを貼っているので、歩くたびにカツカツと音が鳴り、階段では滑ります(笑)。ところで難波小学校に通われていたのですね。私は竹谷小学校です。遠く出屋敷より貴殿のご活躍を祈念しております。

広瀬寿秀 さんのコメント...

コメントいただきありがとうございます。1000マイルブーツはある程度フォーマルな所でも履ける靴でいいと思います。
ただ地面の硬さが直接、足に伝わるので、やや膝の負担が高いように思えます。
日本人は外出時以外は靴を脱ぎますが、そうした点では一日中、靴を履いている西洋人の方が靴にはうるさいようです。
特にアメリカの靴はいいものが多く、早く、30%の輸入関税の撤廃を願っています。