2013年5月20日月曜日

本の増刷

 お陰さまで、今回の本は出版してほぼ1ヶ月で売り切れとなりました。知人からは、ほしいので何とかならないかと頼まれますが、私個人で持っているものも少数ですので、お渡しできません。いずれかの時期に増刷する予定です。

 現在の印刷方法は、昔、工場見学したときの説明では、ほとんどコンピュータで編集し、それをアルミの薄い板にレーザで写して版下を作り、それを機械にかけて印刷していきます。使った版下は捨てられます。

増刷する場合も、もう一度、版下を作って印刷するため、編集費用は多少安くなりますが、印刷費用は変わりません。そのためもう一度、増刷する場合、何部刷るか、頭を悩ますところです。

 付録の地図は、1000部刷しましたが、500部は本に使われ、残りのうち100部は弘前コンベンション協会に寄付しましたので、後400部となります。地図の方も100部ほどは手元に置いときたいので、すでに印刷した地図を使うとなると、増刷分は300部となります。この場合、地図製作分は浮くのですが、印刷部数が減り、一冊あたりの印刷費は高くなります。結局は300部増刷してもほぼ印刷費は最初と同じになります。

 通常、自主出版の本の印刷数は300-500冊くらいと言われました。それでも長年売れなく、倉庫にしまわれたままの本も多いのが現状です。前回は300部印刷しましたが、今回は思い切って500部印刷しました。これでもかなりの決断です。1000部というのは自主出版では非常に多い出版数です。再び、500冊印刷するか思案しているところです。

 ただ今回は、北方新社から青森図書を通して売ってくれているので、インターネットで検索すると、紀伊国屋書店だけでなく、アマゾンや楽天のオンラインで全国どこからでも買えることができます。弘前圏だけでは、もう限界かもしれませんが、青森県人会などに広告して、もっと全国各地に散らばった青森県出身者に買ってもらえれば、後1000部刷っても何とか売れるかもしれません。

 本人の希望では、4、5年くらいで完売し、その頃には内容も大分変えれるくらいの資料が揃いますので、「新編明治二年弘前絵図 改訂版」といったような型で全く新しいものを出せます。もう少し、人物の説明を増やしたり、安済丸のことを書いたりできそうです。人物の所在地もさらに判明することでしょう。ただ図書館の資料はほぼ使用しましたので、ここからの資料集めは、子孫がもつ資料などこまめで、時間のかかる研究が必要になるでしょう。

 すでにお買い求めいただいた方で間違いを見つけた人は是非、メールください。増刷する折には修正します。禅林街および新寺町の記述にはかなり間違いがあり、修正予定です。あとできれば、うちの母の自叙伝?も印刷しようかと思っています。

 皆さんから本が売れて、ウハウハですねと言われますが、実際は赤字になります。こういった自費出版はもうけがないことが大事なことと思っていますので、本人としては非常に満足しています。


0 件のコメント: