2015年4月3日金曜日

ダナー・ライト2



 おこずかいが貯まってきたので、靴でも買おうかと思い、いろんな靴を物色しました。当初、ニューバランスの996が非常に歩きやすかったので、上のシリーズ1300あるいは1500あたりを買う予定でしたが、値段を見て、びっくり。25000円くらいします。さすがにスニーカーに2万円以上出すのはかなり勇気がいります。あまり高いと普段履きにはできませんので、これは諦めました。

 そこで昔、高くて諦めていたヘビーデューティーの靴を物色しました。2年前にウルバリンの1000マイルブーツを買い、これもなかなか良かったのですが、設計が昔の靴のため、アスファルトの道を歩くと、振動が直接伝わり、ソールの消耗も早いようです。近くの靴修理屋で、ビブラムのハーフソールというものを貼ってもらいましたが、格段に歩きやすくなりました。それなら最初から厚手のビブラム底のワークブーツが街歩きにはいいと、探しました。

 ワークブーツというとレッドウィングですが、これは革が硬く、履きこなれるまで時間がかかります。そこで評判のいいのが、ダナーのライトという、ゴアテックスを使った靴です。発売当初は大変な評判で、いつかは買いたいと思っていた靴です。調べるとオリジナルのライトとライト2というのがあります。側面の革の形状が多少違い、2ではナイロン部分が小さくなったことと、革はバックスキンになっています。その後、ライト2は蒸れやすいということで、ライト3はまたオリジナルに近くなりました。ただ実物はライト3よりライト2の方が高そうに見えます。値段はあまり違わず、安いところで3万円前後です。前にウルバリン1000マイルシューズを買ったせいで、値段のリミッターがおかしくなり、25000円のニューバランスよりは長持ちするという理由で買うことにしました。

 まずサイズについては、このダナー・ライトがWWサイズで、一般的なDサイズ より広くなっています。以前、ウルバリンを買った時にこのダナーも店舗で試着したので、9サイズできつくありません。一応、サイズ交換可能という店で購入し、先日、送ってきました。ハーフインナーソールも附属していましたので、靴ひもで締めるとまったくぴったりです。履きこなすといい感じになりそうです。この靴は、すぐに足に馴染みます。

 最近の若い人の足下をみていると、ずいぶん高価な靴を履いています。私のような1万円くらいの靴が主体の者から見ると、贅沢だと考えてしまいますが、いざ自分がこういった靴にはまると若者の気持ちがよくわかります。靴は毎日履き、かなり長持ちしますので、費用をかけても、満足度をプラスするとそれほど高いものではありません。十年以上は持ちますし、それだけ履けば、自分の体の一部のようになります。最も体に近い衣料、おしゃれとして靴があります。女の人の靴は流行や上に着る衣装によって種類を揃えなくてはいけませんが、ダナーのような靴は、スーツ以外の衣装であれば、何でも合わせられ、それこそ毎日履くひともいるでしょう。そう考えれば、安いものを数多くもつよりは、高くても満足のいくものをひとつ持つ方がよいと若者は考えているのでしょう。無駄なものには金をかけないが、必要で、長年使えるものには貯金をしても買うという若者心理は、意外にしっかりした考えなのかもしれません。その点、僕らは、消費世代であるため、次から次へと流行のものを買ってきました。ようやくこの歳になり、若い時に高くて買えなかったものを手にし始めました。物に対する見る目、成熟度は若い人の方が勝っているのかもしれません。

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