2015年4月8日水曜日

昭和天皇と珍田捨巳

 本日、「津軽人物グラフィティー」の初校を終了しました。アメリカ、ニューヨーク州、オネイダ郡の図書館からに返答を待って、初校を終了しようと思いましたが、なかなか返事がないので、他の箇所の修正も済んだため、出版社に原稿を渡しました。二校、三校を終了して発刊となりますが、おそらく5月末から6月始めの出版となります。

 この本では明治の外交官、珍田捨巳と昭和天皇との関連をくわしく書きましたが、文章より、映像の方がよほど、その親密な関係が理解できます。最近の動画検索、ことにYouTubeには多くの歴史的な資料があり、その中で昭和天皇の若かりし頃、皇太子時代の欧州訪問の映像が多く、載っています。一部、ここで紹介しますが、昭和天皇も若く、僕たちの世代が知っている天皇陛下とは違った印象があります。とりわけ、この欧州訪問は昭和天皇にとっても、最も楽しかった出来事で、その気持ちが現れているせいかもしれません。

 珍田は常の天皇の後方横にあり、すべての助言を行っているのが、よくわかります。何かあれば、後ろで助言を与えるポジションです。珍田がいない時の天皇の表情を見ると、いかに珍田が側にいるのが安心につながるかが、よくわかります。随員のひげのはやした閑院宮載仁親王は、こういっては失礼ですが、ちょっと前に出過ぎです。天皇を差し置いて、あまり敬意を感じません。昭和天皇もこの人のことはあまり好きではなかったのでしょう。あくまで映像からの印象ですが。

 最初に珍田の写真を挙げますので、映像中の珍田の姿を探してください。小柄ながら堂々と天皇をお守りする珍田の姿が映像に中に見られます。こういった形で珍田のいきいきした姿を見れることはうれしいことです。


















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