2015年10月4日日曜日

コピーアダプターによるポジフィルムのデジタル化

ニコン スライドコピーアダプター


ケンコー スライドスキャナー


 実は、私の診療所では口腔内カメラで未だにスライド(ポジフィルム)を使っている。開業した当時(1995)でも、もはやフィルムからデジタルへの移行時期だったが、それでも近所の写真屋にフィルムを現像してもらうと2日くらいで完了した。ところが5年ほどすると、青森で現像できず、仙台に送るため、1週間、最近では東京まで送るため2週間かかる。フィルムも近くの写真屋では取り寄せはあるものの高く、もっぱらアマゾンで購入している。もはやフィルムは完全に時代遅れのもので、よほどのオタクしか使わないものとなっている。

 どうしてまだフィルムを使うかというと、これは習慣としか言いようがなく、初診、治療終了、2年経過の3つの時期の撮影にフィルムを使い、それ以外の定期検査の撮影はデジタルカメラで撮っている。比率は1:5くらいで、圧倒的にデジタルが多い。ただデジタルで撮った写真はコンピューターに入れているものの、あまり見ず、そうかといってプリントアウトもしないため、最初の写真くらいは何時も見たいのでフィルムにしている。まあこれも今のアナログ写真機が壊れたら自動的に終了となる。

 今年の日本矯正歯科学会は、専門医の更新の時期にあたる。そこで資料作成のために、このフィルムをデジタル化しないといけない。従来はエプソンのフィルムスキャナーで取り込んでいたが、最新のOSにはもはやアップデートできず、アマゾンで安い、フィルムスキャナー(ケンコー、KFS-500WHBK4980円)を買った。ところがこの商品はかなりひどく、とりわけ色の再現が全くなっていない。画像ソフトで色々と修正を加えるが、時間がかかり、それでも再現できない。これは困ったことになった。もう少し高いスキャナーを買うか、昔のニコンのものを買うか悩んだ。そうこうしているうちに、いろいろと検索すると、Nikonのスライドコピーアダプターを使う方法が載っていた。これはレンズにアダプターをつけ、ポジフルムをそのまま撮影する方法である。フルサイズのイメージセンサーのカメラではそのまま撮影できるが、私の持っている古いD80という機種はAPSサイズなため、中間のリングが必要となる。あまり高いのはもったいないので、アマゾンで安くなっているMARUMI ステップダウン(62-55mm,486)と(58-52mm390円)とKenkoのレンズフード(900円)とスライドコピーアダプター(3218)を買った。ほぼフィルムスキャナーと同じ値段となった。撮影された画像は、これでギリギリか、少し小さい。あと10mmほど長くすれば余裕ができよう。それでも、これでまあ何とかいけるだろう。

 撮影は簡単で、絞り優先でもオートでもいいし、ピントも手動でも、これもオートフォーカスでもよい。一枚、一枚撮影するのは面倒だが、それでも色の再現はまあまあである。さすがに画素数の関係からは拡大するとアラがでてくる。それでも安いフィルムスキャナーよりはよほどよく、ついでに昔撮ったポジフルム100枚ほどをデジタルした。1時間くらいで終了した。写真、左はコピーアダプターを使ったもの。右がケンコーのものである。色の違いがはっきりしている。もちろん左がオリジナルに近い。レンズと一体となっているため、シャッター速度とは無関係となり、ブレは生じない。こうした最もアナログのものがかえって使いやすい。


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